以前、購入してすぐにレビューしたNIZの静電容量無接点キーボード。
もうかれこれ購入してから1年半が経過しようとしているのだが、結局のところこのキーボードをいまでもメインで使い続けている。
他のメンブレン式やメカニカル式のキーボードも所有しているので、たまにそれらのキーボードを使うこともあるんだけど、このNIZのキーボードが戻ってきてしまう。
メインにはなっているんだけど、不満点もちらほら・・・
ということで、今回はNIZのキーボードを使い続けていて、
- 結局このキーボードに落ち着いてしまう理由
- 使っていて出てきた不満点
などについて紹介していきます!
NIZのキーボードは静電容量無接点方式キーボードの中では比較的安く購入できるということで気になっている方も多いと思うので、
購入する前にどんな不満点があるのか、知ってもらうための参考にしてもらえればと思います。
- NIZのキーボードを実際に使っている人の感想が聞きたい方
- NIZのキーボードにどんな不満点があるのか知りたい方
それではさっそく見ていきましょう!
こんにちは、アルト(@hobbyALTO)です!
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結論:結局NIZのキーボードに落ち着く
このNIZのキーボードを購入してから1年半ぐらいが経つんだけど、その間にもいくつかのキーボードを試してきました。
以前の購入時レビューでは、
「キーボード探しの旅に終止符を打てた気がする」
とか言ってたけど、結局より良いキーボードは探し続けていました(笑
で、結論。
どんなキーボードを試しても、結局NIZに帰ってきてしまう。
他のキーボードも、使い始めたころは
「あっ、これに乗り換えようかな・・・?」
って思うんだけど、NIZが忘れられなくて戻る、というのを繰り返すことになっている。
購入して1ヶ月後の使用レビューはこちら↓
不満点よりも打鍵感の良さが上回る
そんな感じで次々にキーボードを探していたんだけど、それには理由があって・・・
というのも、NIZのキーボードはもちろん気に入ってるんだけど、使っているうちに不満点もチラホラ出てきたんですよね。
その不満点がどんなものだったのかは後ほど語るとして・・・
結局NIZのキーボードに帰ってきてしまうのは、この最高の打鍵感が忘れられないからなんですよね。
他の静電容量無接点方式キーボードとしては、有名どころだと
- HHKB
- REAL FORCE
とかが思い浮かぶはず。
ボク自身は量販店でREAL FORCEは触ったことがあるんだけど、それと比べてもNIZののキーボードの打鍵感は抜群で、購入してから今まで使ってきてこれを超える感動を味わうキーボードには出会えていない。
NIZのキーボードがボクの感じている不満点を改善してくれれば最高のキーボードになるのに・・・
って感じてしまうのが悲しいぐらいに打鍵感の虜になってしまっているんです。
NIZのキーボードの良かった点
ということで、まずは長期間メインキーボードとしてつかってきて、本当に良かったと思うポイントから紹介していきます!
①なんといっても最高の打鍵感
まずひとつ目は、何度も話してうるさく感じるかもしれませんが、何度でも言う!!
NIZの静電容量キーボードは打鍵感が最高なんだ!
どんな不満点があってもこのキーボードに戻ってきたくなるのは、これを感じたいから。
この記事を読んでくださっている方は、少なくともNIZのキーボードに興味を持っている方だと思うので、
気になっているのなら、一度購入して使ってみるのがおすすめ。
このあとに紹介する不満点を見て、
「絶対にダメ!」って思わないのであればぜひ一度試してほしい。
②充電式だがバッテリー持ちは最高
2つ目はバッテリーの持ちが思いのほか良かったこと。
- HHKB
- REAL FORCE
といったNIZ以外の静電容量無接点方式キーボードの無線モデルは、充電式ではなく電池式なので、電池がなくなれば交換すれば使うことができる仕様になっている。
NIZのキーボードはバッテリー充電式ということで、1回の充電でどれだけバッテリーが持つのか心配していたのですが、
ボクの使用環境では1回の充電で2ヶ月ぐらいは使用することができました!
ちなみにボクは平日の昼間は普通に会社に出勤して働いているので、このキーボードを使うのはだいたい4H/日ぐらいです。
正直これだけバッテリー持ちが良いとは思っていなかったので、
「前に充電したのいつだったっけ?」
って思っちゃうぐらい。
バッテリー持ちが気になっている方はほとんど気にする必要はないと思います。
NIZのキーボードの不満点
ここからは使ってみて感じた不満点をいくつか紹介していきます。
この不満点はNIZのキーボードを購入するときのキー数選択のミスによる部分もあるので、
気になっている人は自分の使用環境にあったキー数のものをしっかりと考えた上で購入するようにすればもう少し不満点は少なくなるかもしれません。
①英語配列には慣れが必要
NIZの静電容量キーボードを悩んでいる人にとっては、これが一番大きな壁になっているんだと思います。
ボクもこのキーボードを購入するまでは日本語配列のキーボードしか使ったことはなくて、実際に使い始めてからもしばらくの間は誤打がけっこうあったんです。
特にEnterキーが横長になっているので、押し間違いが多かったかなと思います。
Enterを押しているつもりが、上のカッコを入力してる、とか。
加えて、普段会社で使っているキーボードももちろん日本語配列のものなので、自宅で使っているキーボードと配列が違い混乱することもしばしば・・・
キー配列の違いだけではなく、全角/半角の入力を変更するときにも、日本語配列のものだとキーボード左上にある「全角/半角」のキーを押すだけで良いのですが、
英語配列のキーボードだと「Alt+~」で切り替えないといけないのでけっこうめんどくさい。
日本の企業が作っているキーボードではないので英語配列しかないのは仕方のないことなのかもしれませんが、やっぱり日本語配列のキー配列設定があると嬉しいですね。
②自宅のデスクで使うにはテンキーがほしい
これはボクが自分の使用環境と相談した上で、購入する前にもっと吟味するべきだたんだけど、
自宅で、主にライティングをするためにキーボードを使用するのであればテンキー付きのフルサイズキーボードを選択するべきだったのかなと思います。
仕事でも日本語配列/フルサイズキーボードを使っているのもあって、テンキー部分でもタッチタイピングができるので、
数字を入力するときにキーボード上部の数字キーを押すのに慣れないんですよね。
持ち運びを想定したり、ゲーム用途で少しでもキーボードのサイズを小さくしたいのならこのサイズでも良かったかもしれませんが、
ボクがこのキーボードを使うのは、
- 基本的には自宅のデスクのみ
- ブログ作業用のライティング用途
なので、フルサイズを選択しておけばよかったかなと後悔しています・・・
ただ、フルサイズにすると値段が高くなったりとデメリットもあるんですけどね。
NIZのキーボードはサイズラインナップも豊富なので、これから購入を検討している方は自分の使用用途をしっかり考えた上で選ぶのがおすすめ。
③矢印キーの誤打が多い
これもボクがこのサイズのキーボードを選んだからなんだけど、
間違えて矢印キーを押してしまうことがけっこうあります。
ボクが選んだ82キーのモデルは、70%サイズのキーボードにFnキーやDel・Homeなどのキーが配置されているレイアウトになっているのですが、
それらのキーをこのサイズに詰め込んだことによって、キー同士の隙間がなくギッシリと配置されているので、隣接したキーを誤打することが多くなってしまいます。
特に右側のShiftやCtrlキーを押すときに矢印を間違えて押してしまうことが多い。
たぶん82キータイプのものだけではなくて、68キータイプのものでも同じじゃないかなと思います。
持ち運びを想定するならこのサイズでも良いかもしれませんが、テンキーが不要で自宅での仕様を考えるならテンキーレスサイズを選ぶのが良いんじゃないでしょうか。
④サイズの割には重くて持ち運びに向かない
静電容量キーボードを検討している方はブロガーやウェブライター、プログラマーなど、仕事でキーボードを使うことをメインに考えている方が多いと思います。
ボクもこのブログを運営しているので、メインの用途はブログ記事の執筆です。
そういう人にとっては、自宅以外の場所でも同じキーボードで作業したいと思うもの。
実際、ボクがこのキーボードを買ったときにも、
「このサイズのキーボードなら出かけるときにも持ち歩けるんじゃない?」
っていう考えもあって、この82キータイプのものを選んだんですよね。
ですが、これが誤算で、82キータイプのものでもけっこう質量はあって、とても持ち運ぶ気にはなりませんでした。
その重量、775g・・・
70%サイズのこのキーボードでもこの重量です。
バッテリー容量が大きそうなので仕方ないのかもしれませんが、持ち運んで使用しようと考えている方は注意したほうが良いかもしれません。
HHKBなどが電池込みでどれくらいの容量があるのはボクにはわかりませんが、やっぱり持ち運ぶにはそれに適したキーボードを別で用意した方が無難。
⑤独特のカラーリングが飽きてくる
ボクが使っているNIZのキーボードはT-SERIESという黒系配色のキーボードになるのですが、
このカラーリング、長い間使っていると飽きが来ます・・・
キーボード自体はグレーと黒のキーキャップが並び、印字は少し蛍光色の入ったような薄い緑色になっています。
ボクの場合はデスクが白色なので、このキーボードを購入したときには
「黒色配色もデスク上の差し色になって良いんじゃない?」
って思ってたんですよね。
もちろん最初はこの思惑は当たっていて、デスクのいいアクセントになっていて気に入ってたんです。
ただ、ずっと使っているとこのキーボードの配色がちょっとうるさく感じるようになっちゃいました。
キーボードだけで3色が散りばめられていますからね。
ここはちょっと好みが分かれてくるところかもしれませんが、長く使うならシンプルな配色のものを選んでおいたほうが良かったかなと思います。
NIZのキーボードにはこの黒色配色のT-SERIES以外に、
キー配色が白/グレーの2色になっているホワイト
最近新しく販売されたピンク/水色が差し色として入っているX99/S104
の2つがあります。
いまNIZのキーボードを購入するならX99/S104の配色を購入するかなと思いますね。
Cherry MX軸を採用しているのでキーキャップは交換することもできるんだけど、やっぱり既製品のままのほうが良いですよね(汗
まとめ
というわけで、今回はNIZの静電容量キーボードを約1年半使ってきて感じた良かった点や不満点について紹介してきました。
不満点もいくつかでてきたものの、ボクが自分の使用用途などを考えて最初にもっと吟味すればよかったなぁと思う部分が多いですね。
どんなに不満点があっても、このキーボードに戻ってきてしまうのはやっぱりこの打鍵感があってのこと!
この記事を読んでくれた方は、少なくともNIZのキーボードに興味があって見てくれていると思うので、そんなあなたにボクは言いたい!
NIZのキーボードの中から自分の用途にあったサイズ、自分の好みの配色のものを探してほしい!!
配列は大きなウィークポイントになるんだけど、ぜひこの打鍵感は味わってほしいと思っています。
ぜひみなさんのキーボード選びに参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、アルトでした!!