みなさんは車をカスタムするときにどこから始めますか?
車をカスタムする際に、多くの人が最初に手をつけるのがタイヤ・ホイールの交換ですね!
見た目の印象が大きく変わるだけでなく、走行性能にも影響を与えるため、こだわる方も多いでしょう。
しかし、タイヤ・ホイールを交換した場合に気になるのが「車検や点検に通るのか?」という点だと思います。
今回は、タイヤ・ホイールの交換が車検や点検にどのような影響を与えるのか、交換するときの注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。
タイヤ・ホイール周りのカスタムを考えている方は、ぜひ参考にしてください!
こんにちは、アルト(@hobbyALTO)です!
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- タイヤ・ホイール交換を考えているが車検が心配な方
- 交換の際にどんなところに注意すれば良いのかわからない方
それではさっそく見ていきましょう!
タイヤ・ホイール交換が車検に与える影響

タイヤやホイールを社外品に交換する場合、車検や点検に通るかどうかが重要なポイントになります。
特にこれから紹介する内容がチェックされるため、まずはこれから紹介する内容を参考にしていただき事前に確認してみてください。
点検時には注意や指摘だけで済むかもしれませんが、車検の時にはNGになってしまったり、ディーラーに入庫している方は入庫拒否の原因にもなってしまうので慎重に選ぶことが必要になります。
次からはホイール交換時の注意点を紹介していくので、これから紹介する内容をチェック項目として活用してみてください!
ホイール交換時の注意点
ということで、ここからはタイヤ・ホイール交換時の注意点を紹介します。
ここでは必要最低限と考えられる6つの項目を挙げていますが、これだけを満たせばOKかと言われると断言はできません。
ホイールやタイヤの交換など、車のカスタムは自己責任を伴う行為になることは常に意識しておくようにしましょう!
タイヤサイズと外径

検査や点検の際に重要となるのがタイヤのサイズとタイヤ全体の外径の違いです!
車のスピードメーターや走行距離計は、タイヤの外径(直径)を基準に計算されています。そのため、タイヤサイズが変わることでメーター類に誤差が生じる可能性があります。
一般的には、スピードメーターの誤差が±5%以内に収まるように調整することが推奨されています。
例えば、純正サイズが165/80R13のタイヤを装着している車の場合、インチアップやインチダウンをする際は、できるだけ純正の外径に近いサイズを選ぶ必要があります。
そのときのサイズは155/65R14、もしくは165/55R15などのサイズが交換先のタイヤ・ホイールサイズの候補になるでしょう。
SUVなどの車両では、リフトアップと同時に大径タイヤを装着するケースもありますが、この場合も外径が大幅に変わるとスピードメーターや距離計に影響を与えるため、慎重な選択が求められます。
自身でタイヤをオークションや中古ショップなどで購入するときに車検適合サイズか不安な方は、カーポートマルゼンやオートウェイのようなタイヤ通販ショップのサイトで自分の車ならどんなサイズがおすすめされるのかを確認しておきましょう!
スピードメーター誤差

車検では、タイヤの外径が大幅に変わっていないかがチェックされます。
スピードメーターの誤差が5%以内であれば許容範囲とされていますが、誤差が5%以内であっても検査官の判断によってはNGとなる場合もあるので慎重に選ぶ必要があります。
特に、同じ車種・ホイールサイズであっても、異なる車検場で異なる判断がされることがあるため注意が必要です。
実際に「前回は通ったのに、今回は通らなかった」というケースも報告の事例があるようですね。
また、一般的に「タイヤの外径が純正よりも小さいほうが通りやすい」と言われることが多いですが、こちらも必ずしも保証されるわけではありません。
誤差が5%以内というのが許容範囲とされるので、「小さい方が通りやすい」というのも5%以上小さくなると当然NGの判定になってしまいます。
インセットとツライチ

ホイールを交換する際、多くの人が「ツライチ」にこだわります。ツライチとは、ホイールがフェンダーとほぼ面一(ツラツラ)になるように調整することを指します。
しかし、車検や点検では、以下の点がチェックされるため、過度なツライチはNGとなる可能性があります。
- ホイールのインセット(オフセット)
- タイヤのはみ出し(30°・50°の角度から見た際の基準)
- 車体誤差による左右差
特に、ホイールのインセットを変更すると、フェンダーからタイヤ・ホイールがはみ出してしまうことがあります。車検では、上部だけでなく、フロント30°・リア50°の角度から見た際にはみ出していないかが厳しくチェックされます。
2021年以降の車検基準では「タイヤの膨らみのみ1cm以内のはみ出しは許容」とされましたが、ホイールがフェンダーから出ている場合はNGとなるため注意が必要です。
ホイールサイズの適合範囲はSpecTankのサイトにてほとんどの車種で詳細に記載されています。
どのサイズまでが適合しているのかはこちらから確認しておきましょう!
過重指数(ロードインデックス)

過重指数(ロードインデックス)は、タイヤが耐えられる最大荷重を示す指標です。タイヤのサイドウォール部分に「LI(ロードインデックス)」として記載されています。
車検では過重指数がチェックされることは少ないですが、車の安全性を確保するためには、純正タイヤと同等かそれ以上の過重指数を持つタイヤを選ぶことが推奨されます。
以下の記事でロードインデックスについては詳しく説明しています!
こちらも参考にしてみてください。

スピードレンジと記号

スピードレンジは、そのタイヤが安全に走行できる最大速度を示します。例えば、Vレンジ(240km/h)、Wレンジ(270km/h)などがあります。
日本の一般道では、法定速度が最大でも120km/hに制限されているため、ほとんどの市販タイヤは基準をクリアしています。そのため、スピードレンジはあまり気にしなくても問題ないでしょう。
車体誤差

同じ車種・同じホイールサイズでも、車体誤差によって左右で出面が異なることがあります。特に、大量生産されるバンや商用車(ハイエースなど)は、車体誤差が大きい傾向にあります。
そのため、ある車両ではギリギリ通ったサイズでも、別の個体ではNGになることがあります。ホイール交換を検討する際は、左右のクリアランスを測定し、余裕を持ったサイズ選びをすることが重要です。
車検に通るホイールサイズと実施店舗の選び方

車検に通るためには、基本的に純正サイズと同じホイールを選ぶのがベストです。しかし、社外ホイールに交換する場合でも、純正サイズと同じ幅・インセットであれば通る可能性が高くなります。
ただし、一部のディーラーでは社外品ホイール自体をNGとしている場合もあります。そのため、車検を受ける際は、ディーラーではなく民間車検場を利用するほうが通りやすいケースもあります。
ディーラー以外の車検実施店舗を探す場合は楽天Car車検で探すのがおすすめです!
- 近所の費用が安いお店を探せる
- ガソリン値引き・カタログギフトなどの特典やクーポンが多数
- キャンペーン利用で楽天ポイントがたくさんもらえる
- オートバックス・エネオス・アップルなど有名店も多数加盟
まとめ

今回はタイヤ/ホイールを交換した際の車検・点検への影響と注意点について詳しく解説してきました!
タイヤ・ホイールの交換は、見た目のカスタムだけでなく、走行性能にも大きく影響を与える重要な変更です。
しかし、車検や点検の基準をしっかりと把握しておかないと、せっかく購入したタイヤ・ホイールが使えない可能性もあります。
- タイヤサイズ変更時は外径を純正に近づける(スピードメーター誤差5%以内)
- インセットの変更に注意し、ツライチにしすぎない
- タイヤのはみ出しは「30°・50°の基準」を守る
- 過重指数やスピードレンジも考慮する
- 車体誤差があるため、余裕を持ったサイズ選びをする
これらを意識して、愛車のカスタムを安全に楽しみましょう!
ぜひ今回の記事を参考に皆さんの車に似合うタイヤ選びをしてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、アルトでした!!