カーグッズ

【3M ヘッドライトコーティング レビュー】素人でも輝きを取り戻せるが研磨がキツイ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

長年使用しているとどうしても気になってきてしまうヘッドライトのひび割れやくすみ・黄ばみ

みなさんの車はどのような状態でしょうか?

黄ばみなどは市販のヘッドライトクリーナーや、マジックリンなどでも落とすことはできるのですが、ひび割れやくすみなどは一度表面を磨いてからクリア塗装やコーティングをしないといけないので、なかなか手を出しづらいと感じている方も多いのかもしれませんね。

実際、ボクも同じで、

「さすがにクリア塗装まで自分ではできないなぁ・・・」

って感じて、なかなかヘッドライトをきれいにすることができずにいました。

と思って色々探しているときに、YOUTUBEなどで3Mから販売されているヘッドライトコーティング剤が優秀だ!というのを見かけたので、

今回はその3M ヘッドライトコーティング剤を施工した感想を紹介します!

下準備として、ヘッドライトを研磨する部分がかなり大変ですが、このコーティング剤は塗装ではないので、ミスを恐れずに施工することができるコーティング剤だと感じました!

新車のような・・・とまではいかないにしてもかなりきれいになったので個人的には満足の仕上がりです!

それではさっそく見ていきましょう!

アルト

こんにちは、アルト(@hobbyALTO)です!
お問い合わせはこちらから

くすみ・黄ばみで車検NGの可能性も

多くの方がヘッドライトのくすみや黄ばみを取りたいと思っていると思いますが、
その殆どの方の理由は、

「ヘッドライトが黄ばんでカッコ悪い・・・」

って感じじゃないでしょうか?

たしかにクルマって見た目が大事ですよね、わかります。

ただ、ヘッドライトをキレイにするのはそれ以外にも理由があって、

レンズがキレイになるとライトの光量も増えるんですよね!

レンズが曇っているとヘッドライトのカットラインが出なかったりして、車検NGになる可能性もあるんです。

なので、ヘッドライトは定期的にキレイにしておいたほうが良いということになります。

そろそろ自動車メーカーは曇らない/黄ばまないヘッドライトを開発してほしいものですよね。

ヘッドライト補修は大きく分けて3通りある

この記事を見に来ている方はヘッドライトをキレイにしたいと思っている方が多いでしょう。

今回施工したのは3Mのヘッドライトコーティング剤ですが、

  • どんな手段があって
  • どんなメリット/デメリットがあるのか

といいうことを紹介します!

①ヘッドライトクリア塗装

1つ目はヘッドライトのクリア塗装です。

クリア塗装は耐久性も高くて、透明度もとても高く仕上がりますが、

塗装するときも素人ではムラが出やすかったりと少し難易度が高いです。

高い透明度と耐久性

塗装時にムラになりやすい

②ヘッドライトスチーマー

2つ目はヘッドライトスチーマーです。

ヘッドライトスチーマーは気化させたアクリル溶剤をヘッドライトにあて、
ヘッドライト表面を均すことで透明にする手法です。

こちらもクリア塗装と同様に耐久性も高く、透明度も高いのですが、

液垂れなどでミスが起きやすく、素人の施工にはあまり向かないです。

また、使用しているアクリル溶剤は、発がん性物質を含むため、溶剤の取り扱いに慣れていない人は自身で施工することは避けるのが無難です。

高い透明度と耐久性

・施工時に液垂れしやすい
・発がん性物質を含んでいる

③ヘッドライトコーティング

3つ目はヘッドライトコーティングです。

ヘッドライトコーティング剤はオートバックスなどの量販店でもいろいろな種類が売られていますが、多くはヘッドライト表面の黄ばみだけを落として、薄い被膜のコーティングをするというものです。

ボクのブログでも以前に簡易コーティング剤を使用してレビューしたことがあります。

詳細はこちら↓

【リンレイ】未塗装樹脂復元コートで新車の輝きを取り戻す!【ヘッドライトにも】 同じ車にずっと乗っていると、樹脂パーツの白化やくすみが気になってきませんか? 黒樹脂パーツは車には多く使われているので、白化して...

コーティング剤は基本的には塗り込むだけで完了するものが多いため、施工自体は簡単なのですが、その分耐久性は高くありません。

コーティング剤自体の値段も比較的安いので、安価で済ませたい方にとってはこの選択も有りかもしれません。

・価格が比較的安い
・種類が多い
・作業が簡単

・耐久性が低いものが多い

今回試したのは3Mのヘッドライトコーティング

その中で今回選んだのが、3Mのヘッドライトコーティング剤になります。

3Mのコーティング剤は簡易コーティング剤に近いのですが、ガラス被膜を形成する硬化型のため一般的なコーティング剤よりも耐久性が高いのが特徴です。

ですが、ガラス被膜を作るコーティング剤なので、施工によりムラが出たりすることもあります。

一般的なコーティング剤よりも若干難易度は高くなりますが、クリア塗装などよりは簡単なので、中間のような立ち位置のヘッドライト補修になりますね。

今回はコーティング剤のみを購入

3Mのヘッドライトコーティング剤ですが、今回はコーティング剤単品を購入しました。

ヘッドライトコーティングの前には研磨なども必要になりますが、研磨用の耐水ペーパーなどはベッジ分の持っているものを使用するつもりだったので、今回は単品にしました。

その他に必要なものは以下。

準備するもの
  • 3M ヘッドライトコーティング剤
  • マスキングテープ
  • 耐水ペーパー(#1000,2000,3000)
  • シリコンオフ
  • 手袋

研磨剤や手袋が入った施工キットがおすすめ

3Mのヘッドライトコーティング剤には単品以外にも研磨剤や手袋などが入ったセットも販売されています。

キットの中には#3000の研磨ディスクやビニール手袋などが入っていて、自分で耐水ペーパーなど持っていない方はこちらを購入したほうが準備する手間が省けるのでオススメですね。

その場合はマスキングテープとシリコンオフぐらいが準備できていればOKです!

ヘッドライトコーティング施工方法

ここからは実際に3Mのヘッドライトコーティングを施工した手順を紹介していきましょう!

難しい作業はほとんどないので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに施工前の状態はこんな感じ↓

少し伝わりにくいかもしれないけど、くすみや黄ばみがあって透明感は少なくなってしまっています。

どこまでキレイになったのかも参考に最後の画像を見てみてください。

ヘッドライト周りをマスキング

まずはヘッドライト周りのボディをマスキングします。

ヘッドライトを研磨するときにボディに傷がつかないようにするためですね。

ボンネットを開けておくとマスキング範囲を少なくできるので作業が楽になりますよ。

ボクは15mmのマスキングテープを二重に貼って約30mmぐらいの範囲を覆うようにしておきました。

ヘッドライトを研磨

マスキングができたら作業本番です。

事前にヘッドライトを簡単に洗っておきましょう。

ヘッドライトに砂などが残っていたら磨くときに深い傷ができますからね。

軽く洗ったら水をかけながら耐水ペーパーで磨いていきます。

ボクは磨きやすいように研磨用のブロックを使っていますが、これは特になくてもOKです。
ひとつ買っておくと次回からも使い回せるのでオススメです。

まずは#1000の耐水ペーパーから磨いて、ヘッドライトの小さなひび割れが見えなくなるまで磨きました。

ひび割れまで消したい方は#1000~作業をはじめましょう!
黄ばみのみ落とす方は#3000のみでもOKです。

磨いていくと黄色い汚れがどんどん出てきます。

水をかけながらまずは磨いたときの水が白くなるまで頑張りましょう!
ここが一番大変な工程です。

ひび割れが消えたのを確認したら#2000 → #3000と番手を上げて磨いていきます。

番手を変えたタイミングで磨き方向を縦横で変えると、磨き傷がきれいに消えやすいです。

#1000で磨いた時間の2倍かけて磨くといいよ!って言われてるみたいですね。

#3000で磨いて、ヘッドライトが乾いた状態がこんな感じです。

この時点ではレンズ全体が白く濁っているように見えますが、コーティング剤を施工すると透明になるので大丈夫です。

ちなみにボクはここまでで作業時間は45分ぐらいでした。

コーティング剤を施工

では、最後に3Mのヘッドライトコーティングを実際に施工していきましょう!

まずは施工前にシリコンオフで脱脂をしておきました。
公式では脱脂の作業は書いてありませんが、今回はガラスコーティングになるので脱脂をしておいたほうが定着は良くなるのかな?と思ってボクは脱脂しています。

コーティング剤は1つ購入すると2枚入っているので、コーティング剤を2重に重ね塗りしていきます。

忘れずに手袋をするようにしましょう!
硬化型のガラスコーティングなので、爪や指がテカテカになります 笑

コーティング剤自体はウェットティッシュのようなものに染み込ませてあるので、そのまま塗り込んでいきます。

コーティング剤を施工するときは一方向に滑らせるように施工していきます。
できるだけ一度塗った箇所に重ね塗りするのはムラになるので避けましょう。

一方向に決めて施工するのですが、塗った箇所の4分の1ぐらい重ねて施工すると、境目が目立たなくなりキレイにコーティングすることができます。

片側のヘッドライトを施工したら、そのまま同じものを使って反対側のヘッドライトにも同様に施工していきましょう。

両側のヘッドライトを施工できたら10分乾かします。

10分経ったらもう1枚のコーティング剤を開けて、一回目同様に施工したら完成です。

2回目の施工が終わるとかなり透明感が出てきれいになっているのがわかります。

ここまでの作業時間はトータルで1時間半弱ぐらいです。

新車の輝き・・・とまではいかないかも

3M ヘッドライトコーティングを実際に施工した感想ですが、今までの簡易コーティング剤と比べると透明度はかなり高いです。

硬化型のガラスコーティングということもあって、耐久性も期待できるのではないでしょうか?
少し爪などにもコーティング剤がついたのですが、ハンドソープで洗うだけでは落ちないぐらいにコーティング剤が固まっていたので、期待しています。

キレイさに関してですが、透明度がかなり高いのはたしかにそうなのですが、やはりコーティングを塗った感じはわかります。

これはボクの腕が悪かった・・・というだけなのかもしれませんが、塗り後のスジが見える箇所がちょくちょくあります

まぁ、遠目で見るとまったくわからないので、個人的には大満足なのですが、
よくレビューであるような「新車の輝き!」とまではいかないように感じます。

耐久性は後日追記・・・

耐久性は期待していますが、こればかりは時間が立ってみないとわかりません。

ちなみにボクは青空駐車なので保管の環境としてはあまり良くありません。

洗車の頻度や、樹脂にも使えるコーティングなどを使うかどうかで耐久性は変わると思いますが、定期的に耐久性は追記していこうと思います。

月に数回の洗車と、洗車の際の簡易コーティングをするぐらいのことはすると思うので、
それぐらいのケアでどれだけ耐久性が続くのかを\参考にしてもらえればいいかなと思います。

簡易コーティング剤は手軽に使えるので、いつもレインドロップをボクは使っています。

まとめ

ということで、今回は3Mのヘッドライトコーティング剤を施工して見たので、施工方法なども含めて紹介してきました!

今まではオートバックスなどで簡易コーティング剤などは購入して試していたのですが、2~3ヶ月ぐらい立つとすぐに黄色くなってきていました。

簡単に施工できる硬化型のヘッドライトコーティング剤ということで試してみたのですが、かなり高い透明度に戻ったのでとても満足の仕上がりになりました!

研磨するのが大変ですが、それができる方であればぜひ試してもらいたいと思います。

ヘッドライトの黄ばみやくすみ、ひび割れが気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、アルトでした!!