こんにちは、アルト(@hobbyALTO)です!
みなさんは自身がしている仕事にやりがいを感じていますか?
今回は、ボクが普段はたらいているCAEの仕事についてこんな疑問について話していこうかなと思います!
CAEの仕事ってやってる人にとってはどうなの?楽しいの?
仕事のどんなところにやりがいを感じるの?ほかの仕事と比べてどうなの?
仕事にやりがいを感じるのって、けっこうむずかしいんじゃないかなって思うんですよね…
ちなみにボクは自分の仕事にぜんぜんやりがいを感じていません(笑
これからCAEの仕事に就こうと考えている方はこの記事を見て考えてみてほしいと思います。
- CAE業界で働こうと考えている方
- CAEの仕事に興味がある方
- 今の仕事にやりがいを感じていない方
それでは見ていきましょう!
そもそも仕事にやりがいは必要なのか
まず、みなさんは仕事にやりがいは必要だと思いますか?
ボクは、仕事をする上でのやりがいというのは必要だと思っています。
こんな風に思っているのにボク自身はぜんぜん仕事にやりがいを感じることはできてないんですけどね(汗
自分の人生を考えたときに仕事が占めるウェイトってかなり大きいですよね。社会人になってから3分の1近くの時間を仕事と共にすることになります。
その仕事が楽しくない、とかやりがいを感じない、なんてつまらなさすぎますよね。
少なくともボク個人の意見としては仕事にやりがいは持つべきだと思います。
もし周りに仕事にやりがいなんて求めてはいけない!なんていう人がいればそんな意見は絶対無視したほうが良いと思います!!
仕事を続けるうちにやりがいに代わっていく、という場合もあるかもしれませんね
CAEの仕事にやりがいを感じない理由
記事の冒頭でも話しましたが、ボクはCAEの仕事にはやりがいを感じていません。
正直言って、仕事として割り切っています。
じゃあ、なんで仕事にやりがいを感じてないの?
ここからボクがそう思う理由を話していくよ!
実際の製品を見る機会が少ない
まず、一つ目に実際のモノに触れる機会が極端に少ないことがあります。
CAEはPC画面上でのシミュレーションになります。そのため自分が解析を担当する製品でもCADの3Dモデルの形状を見ることはありますが、その実際のモノを手に取ってみることがあまり多くないです。
やはり本当の製品に触れることができるほうがやりがいって感じると思うんですよね。
もちろん自身が解析した結果を製品設計に活かしてもらえた!なんて話を聞くと
「解析していてよかった!」
と思うこともありますが、やりがいとは少し違うのかな、と思ってしまいます。
人からお礼を言われることをやりがいと捉えることもできるかもしれませんけどね。
設計者とかであれば、自分の設計した製品がそのまま形になって世の中で販売されているのを見たりするとやりがいもあるんだろうなぁ、っていうのが正直な印象です。
目に見えないものを評価することへの疑問
CAE解析では、分野によって様々ですが、基本的に目に見ることができない数値を基準に評価しています。
構造解析であれば応力やひずみ、熱流体解析であれば流速や温度など、数値で見ることでしか判断できないものを扱うことが多いです。
解析の分野や種類によっては結果のアニメーションから判断することもあるかもしれませんね。
ここがなんともボクには実感が湧かなくて、けっこうつらいと思っている部分でもあります。
その製品のどこに力が集中しやすい、とかどこが変形しやすい、っていうのを定量的に評価することができるということはいいことなんだとは思います。
でも、画面上で見ているだけだとやっぱり実感が湧いてくることは少ないですね。
解析の結果が製品に反映されて実際のモノになった!というのであればやりがいを感じられるのかな、とも思いますが…
あまり設計者からそのようなフィードバックを得ることも無いように感じますね。
実際の試験と比較して結果が合わない
CAEの結果を設計者に報告すると、
「実際の試験とは違う結果になるんだけどどうして?」
なんてことを聞かれることはよくあります。
CAE解析がどういうアルゴリズムで計算しているのかを自分が理解していても、
「理論上はこうなってしまうんです」としか言えなかったりするんですよね。
実際の試験との違いを細かく探していくことになったりするのがすごく大変だったりします。
事細かに現象を確認するのが苦手な方は、ここで嫌になることが多いのではないかと思います。
まだ作られていない製品を解析で予測する場合ならまだいいのですが、市場での不具合への対策などとなるとその状況を細かく再現する必要出てきたりするので、かなり神経を使います。
CAEをこれからやろうと思っている方は細かく物事を観察することが得意な人であればやりがいを感じることもあるのかなと思います。
まとめ
今回はCAEのやりがいについてお話してきました。
CAEでは、画面上でしかモノを見ることが無い分野になるので、実際の製品に触れる機会も少なくやりがいを感じられることは少ないなぁと感じています。
ホントに昔から数学が好きで、数字を扱っているのが楽しい!っていう人であればやりがいを感じることができるのかも知れません。
逆に機械いじりが好きな方であったり、実際の製品に触れていたい!と思うような方であればあまりこの道に進むことはおすすめしません。
ボクの周りでもメンタルで仕事を離れていった方も少なくはないので(汗
どこのCAEの業界もこうなのかはわかりませんけどね…
仕事とやりがいを両立させるのってむずかしいね…
そうだね…
仕事を続ける中でやりがいを見つけられると良いんだけどね!
CAEの業界に興味のある方はぜひ参考にして考えてみてほしいと思います。
CAEの必要性や仕事内容についてはこちらの記事でお話しているので、よければ見ていただければと思います。
それでは!!