トヨタ/ダイハツ/スズキの3者で共同開発が進められていた軽商用BEVが、ついに2023年度内に発売する予定との発表があって、興味が湧いている方も多いのではないでしょうか?
軽商用バンは国内の運送業を支えていると言っても過言ではなく、年間20万台近くも出荷されているんだ。
そのBEV版ともなれば運送業を営んでいる企業はもちろんのこと、高騰するガソリン価格も相まって個人使用でも気になっている人も多いはず。
ボク自身も愛犬とのドライブ旅を楽しむ車としてダイハツのハイゼットカーゴを所有している身としては、もちろん気になる車の一台だ。
今回はそんな3社共同開発で発売される新型の軽商用BEVについて、
- 愛犬とのドライブ旅に向いているのか?
- どんなメリット・デメリットがあるのか?
- どんな人に向いているのか?
などに焦点を当てながら紹介していきたいと思います!
- 3社共同開発の軽商用BEVが個人使用できるのか知りたい方
- 愛犬とのドライブ旅に向いているのか知りたい方
- どんなメリット・デメリットがあるのか知りたい方
今のところのボクの結論としては、愛犬には優しいドッグフレンドリーカーだと言えると思うけど、長距離の移動・旅行が多い方には向いていない可能性が高いと感じています。
一方、都市部での使用や近距離のドライブ旅が多い方は、購入の選択肢に入れてもいいんじゃないかと思いました。
どうしてそう思ったかも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください!
こんにちは、アルト(@hobbyALTO)です!
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それではさっそく見ていきましょう!
3社共同開発のBEVってどんな車?
まず、3社共同開発のBEVってどういう車なの?って方も多いんじゃないかと思うので、
どんな特徴がある車なのかを紹介しようと思います!
3社の得意分野を融合
一番の特徴と言えるのが、やはり3社共同開発による技術力の融合が挙げられるのではないでしょうか!?
共同開発によるシナジー効果を活かして、3つの自動車メーカーがそれぞれの技術やノウハウを結集して開発されているのが最大の特徴ですね!
- スズキ/ダイハツの小型車両の開発ノウハウ
- トヨタのEV開発のノウハウ
これにより、信頼性や耐久性が高く、利用者にとって大きな安心感がありますね。
外観はほぼ現行ハイゼット/アトレー
トヨタ/ダイハツ/スズキの3社で共同開発された軽商用BEVなのですが、外観に関してはほぼ現行のハイゼットと同じです。
現在販売されている軽商用バンといえば、
- ダイハツ ハイゼット
- スズキ エブリィ
- ホンダ N-VAN
この3車種ですね。
ですが、今回ダイハツとスズキが加わっている共同開発の商用バンの外観がハイゼットということで、エブリィの外観が無くなってしまうことになるのでしょうか?
現行のハイゼットよりも少しマイルドな顔つきのエブリィが好みという方にとっては、選択肢が少なくなってしまうのではないかと思ってしまいます。
航続距離は約200km
BEVの話をするときに避けて通ることができないのが航続距離の問題ですね。
今回発表された軽商用BEVの一充電当たりの航続可能距離は約200km程度を予想しているとのことでした。
一般的な都市部などで利用するには十分な航続距離かもしれませんね。
商用バンということで、基本的には宅配業者などでの利用を想定して考えられていると思うから、
都市部での一日での走行距離を想定すると、これくらいの航続距離がコンセプトには合ってるのかなと感じます。
軽商用BEVのメリット
次は軽商用BEVのメリットについて話していこうかなと思います。
ここからのメリット/デメリットはあくまでも個人的な意見なので、
「こんな風に感じている人もいるんだなぁ」
って感じで読んで下さい。
モーター駆動で静か
まずはじめに感じたメリットはエンジンを積んでいなくて、常にモーターで駆動するのでエンジン音を気にする必要がないのは嬉しいポイントかなと思います。
ダイハツ ハイゼットやスズキ エブリィはキャブオーバータイプの軽自動車になるので、運転席の座席下にエンジンを搭載していますよね。
これらの車を運転しているときにどうしても気になってしまうのが、座席下から聞こえるエンジン音とエンジンから発生する熱なんだ。
ボク自身も」ダイハツのハイゼットを所有しているので、アクセルを踏み込んだときのエンジン音の唸りはかなり気になっています。
BEVになることでエンジン音がなくなるので、かなり快適にドライブが楽しめるようになるでしょう!
高いガソリン代を気にしなくて良い
もう一つのメリットが、こっちも気になっている人が多い燃料問題です。
現在もガソリン価格の高等は続いていて、お出かけの頻度を減らしている方も多いのではないでしょうか?
今回発表された軽商用BEVと現在販売されているハイゼットやエブリィのコストを比較すると以下の表のようになります。
車両タイプ | 燃料費(円) | コスト(円/km) |
---|---|---|
軽商用BEV | 400 | 2.0 |
ガソリン車 | 2,000 | 10.0 |
ガソリン車とBEVでは同じ距離を走ったときの燃料代が1/5になっているのがわかりますね!
もちろん、走り方やエアコンの有無なんかで変わると思いますが、目安としてはこんな感じかなと思います。
これだけの差が出ると旅行にもでかけやすく感じますね。
軽商用BEVのデメリット
次にデメリットについても話していこうと思います。
旅行などを目的に考えると致命的とも言えるデメリットが2つあります。
航続可能距離が短い
最大の弱点はやはり航続可能距離の短さですね。
都市部での使用で一日の走行が数km程度なら、大きな問題ではないと思いますが、
郊外などの走行距離が増える場所での日常使いは厳しいんだ。
商用バンというところを割り切ったとしても、都市部以外では配送業者も使いにくいのではないでしょうか?
充電設備の準備
2つ目のデメリットは充電設備問題です。
家庭用電源からも充電はおそらく可能になると思いますが、急速充電するためには専用の設備を自宅に設置する必要がありますね。
また、出掛け先で充電がなくなったときにもガソリンスタンドみたいに充電設備が大量にあるわけではないので、充電切れになる不安もつきまとうのでは?と感じます。
現状だと、高速道路の電気自動車の充電設備も休日等では並んで待っているような状況ですからね。
充電がどこでも、気軽にできるようなインフラが整備されるまでは、このデメリットは無くならないでしょうね。
愛犬とのドライブ旅に向いているのか?
では、ここからは愛犬とのドライブ旅に向いているのかを考えていきます。
ボク的には、日帰りの近距離旅には向いていますが、長距離ドライブ旅が難しいのが残念です。
そもそもBEVは愛犬にとても優しい車
まず、のこ軽商用BEVは電気自動車なので、愛犬にとってはとても安心して乗れる車であると言えるんだ。
その理由は、この3つのBEVになることでの違いです。
- エンジンによる振動がない
- エンジン音が響かない
- エンジンによる発熱がない
犬は人間よりも敏感なので、振動や音を感じると安心することができずに常に興奮状態になってしまうんですよね。
これらのBEVの特徴のおかげで愛犬にとってはとても旅が快適にできるようになるんじゃないでしょうか?
2人+1匹でもギリギリ車中泊できる?
荷室空間の広さは、商用バンということで、現行車両と同等の日を佐賀確保されるんじゃないかと予想しています。
現行のハイゼットやエブリィでは荷室長が190cm近く取れるので、大人2人+1匹でも車中泊は十分可能です。
実際にボクたちも夫婦2人と愛犬と一緒に車中泊をしていますが、
足を伸ばして就寝するスペースを確保できています。
バッテリーが積まれるので少し室内高は低くなってしまうかもしれませんが、
この軽商用BEVでも車中泊はできるんじゃないかと思いますね!
ドライブ旅は近距離しか無理っぽい
車中泊をするための広さは十分に確保されていると思いますが、
航続可能距離の短さという問題があるので、長距離のドライブ旅は難しいんが残念のポイントなんだ。
せっかくたくさん荷物を積むことができて、車中泊をできるための広さもあるのに、遠くまで旅に出かけるのは厳しいです。
充電設備を見つける度にこまめに充電できればもちろん可能ですが、先程も話した通り充電設備のインフラがもっと整備されないと不安がつきまといますからね。
近距離のドライブ旅であれば、車中泊ができる広さもそんなに重要では無くなってしまうし、わざわざ商用者を選択するメリットも無くなってしまうので、
他のBEVを選択肢に入れることになるのでは無いでしょうか?
まとめ
今回はトヨタ/ダイハツ/スズキの3社が共同開発下として発表された軽商用BEVについて、
以下の3点を話してきました。
- どんな車なのか
- どんなメリット/デメリットがあるのか
- 愛犬とのドライブ旅に向いているのか
今回は愛犬とのドライブ旅を想定して話していますので、
仕事で使うのではなく、
あくまでも個人使用するときを想定して考えました。
結論としては最初にも話した通り、
BEVということもあって犬にとっては優しい車だと思うんだけど、長距離の移動・旅行が多い方には向いていない可能性が高いんじゃないかと感じています。
実際に販売が開始されたときに、どんな車なのかをもっと詳細に見ていこうと思うので、楽しみに待ちたいと思います!
今回発表された軽商用BEVが気になっていた方は、ぜひ今回の記事を参考にしてもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、アルトでした!!