日本で一番売れている軽自動車であるホンダ N-BOX。
そのN-BOXが2023年10月6日にフルモデルチェンジして販売が開始されました!
今や軽ハイトワゴンを代表する車となっているので、気になっている方も多いのではないでしょうか?
旧型もセンタータンクレイアウトにより広く使えるようになった後部座席や、軽ハイトワゴンの中でも高い燃費性能などが人気の理由でしたね。
今回はそんな新型N-BOXが愛犬とのドライブ旅に向いているのか見ていきます!
新型N-BOXは旧型と比較しても大きく変化した部分があまりなく新型になったことで魅力的に感じる部分は少ない印象。
ですが愛犬とのドライブ旅で考えると、車中泊などをしないのであれば維持費的にも走行性能的にもおすすめできる一台と言えます!
なぜそう感じたのかも紹介していくので、ぜひみなさんの車選びの参考にしてもらえればと思います!
それではさっそく見ていきましょう!
新型になって何が新しくなった?
まず、フルモデルチェンジして新型になったことで何が新しくなったのかを見ていきましょう!
外観の変化はほとんどなし
外観は旧型と比較してもほとんど変化なし。
車が好きな人で違いを見ている人ぐらいしか、新型と旧型の違いを見分けられないのではないでしょうか?
ちなみに外観の違いを挙げるなら、
- ヘッドライト形状が少し丸みを帯びた形状に変化
- フロントグリル下部の開口部旧型に比べて四角くなった
- テールランプ形状
といったぐらいでしょうか。
これからお話していく新型の特徴が必要ないのであれば、中古で旧型を安く購入するのも考えるといいかもしれませんね。
内装の変化点はインパネが大きく変化
内装も新型と旧型を比較してみると、インパネの形状が大きく変化しています。
旧型ではインパネ上部にアナログメーターが配置されていましたが、新型ではステアリングのスポークの間から覗く位置にデジタルメーターが配置されました!
インパネgあフラットになったことで前方の視界が良くなり、運転しやすくなっていますね!
インパネ形状以外には大きな変化はなく、収納等も旧型とそれほど変わらないような印象です。
新型N-BOXの特徴
ここからは新型N-BOXの特徴について紹介していきます!
特に性能面で進化したポイントは新型になった大きな利点なので押さえておきましょう!
広く使える後部座席
N-BOXの大きな特徴の一つとも言える広々と使うことができるリアシート~荷室空間。
リアシートは大きくスライドさせることができるので、シートを起こした状態でもトランクスペースを十分に確保することが可能になっています。
その他にも、シート座面を跳ね上げて高さのあるものを積み込めるようにもなるし、
シートバックを倒すと、座面ごと足元に下ろすことができて荷室空間を広げることもできます。
長いものを積み込むこともでき、高さも確保できるので、前席に2人しかしか乗らないのであれば荷室空間に困ることはないでしょう!
Honda Sensingが標準装備
新型のN-BOXには Honda Sensing が標準装備されていて、運転支援機能や安全装備などが充実です!
しかもHonda の軽自動車でも初搭載となる装備もあります。
- 近距離衝突軽減ブレーキ
- 急アクセル抑制機能
- パーキングセンサーシステム
さらにHonda Sensingで設定されている機能の他にも、
- 電子制御ブレーキ
- オートブレーキホールド機能
なんかも搭載されていて、長い時間運転していても疲れを軽減してくれそうですね!
軽ハイトワゴンの中でも優れた燃費性能
N-BOXは旧型からも軽ハイトワゴンの中では燃費性能に優れていましたが、新型になってその燃費性能にさらに磨きがかかりました!
新型N-BOXの燃費性能は他の軽ハイトワゴンと比較してこの様になっています。
車種 | メーカー | WLTC燃費(km/L) |
---|---|---|
新型N-BOX | ホンダ | 21.6 |
デリカミニ | 三菱 | 19.2 |
スペーシア | スズキ | 21.2 |
タント | ダイハツ | 20.1 |
スペーシアが燃費性能ではN-BOXと近い数値になっていますが、現行モデルの比較では新型のN-BOXが一番になっていますね!
街乗りメインではだいたいカタログスペックの7~8割程度の数値になることが多いので、実燃費では15~16km/Lぐらいは出そうです。
燃費性能は軽自動車では維持費に直結してくるので、少しでも安く済ませることができるのはうれしいですね!
シートアレンジは?
愛犬とのドライブ旅で気になるのがシートアレンジ。
室内空間の活かし方も一緒に見ていきましょう!
シートアレンジは比較的豊富!
新型のN-BOXはシートアレンジもけっこう豊富で様々な使い方ができます!
これは仙台のN-BOXからそうだったのですが、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトにより室内高を稼いだことで実現しています。
後席のシートは前に倒すことで広い荷室空間を確保することもできるし、
座面を後ろ側に跳ね上げれば、高い室内高を広い範囲で作ることもできますね!
犬連れでのドライブ旅を考えるなら、ドッグカートなどもたたまずにそのまま積み込むことも可能です!
後部座席の広さはクラストップレベル
子供などといっしょに出かけることが多いご家庭だと、
後席の広さはこのクラスではトップレベルの広さになっているので、快適にドライブが楽しめそうですね!
シートは左右分割式になっているので、片側だけ跳ね上げて高さのある荷物も積み込める状態にしておいて、もう片側で子供が乗る、なんて使い方もできそうです。
さらに後席のシートスライド量も19cmとたっぷりあるので、後席を出した状態で荷室空間を広げることもできるので、荷物のサイズに合わせた使い方ができるのは嬉しいポイントですね!
フルフラットにはできない
後席を前に倒すことで荷室空間を広げることはできますが、残念ながらフルフラットにはなりません。
後席のシートバックから荷室空間までシームレスに繋がっているようには見えますが、
シートバックとの境目には大きな段差があるので、そのまま車中泊などをするのは難しそうですね。
荷室長も約150cmほどしか確保できないため、成人男性ではリラックスして寝るのも難しいです。
ただ、全席を後ろに倒して、後席を前に倒した状態にすれば、
トランクから全席のインパネ前までつながる長い空間は作れるので、長い荷物を積み込んだり、普段使いの使い勝手は高い印象。
愛犬とのドライブ旅に向いているところ
では、この新型N-BOXは愛犬とドライブ旅に使うときにどんなところが向いているのかを見ていきましょう!
豊富な安全装備で安心ドライブ
まずはN-BOXを語るうえで、いや、ホンダの車を語るうえで欠かせないのが
ホンダが誇る先進安全装備であるホンダセンシングですね!
先項でも説明しましたが、この運転支援システムが標準装備されているおかげで、安心してドライブすることができるという点が最大のメリット。
愛犬と一緒にドライブ旅をされている方は長距離の運転をする機会も多いでしょうし、それだけ事故のリスクも高くなります。
自分自身だけでなく、大切は家族である愛犬を守るうえでも先進安全装備があるおかげで安心して運転できるのはうれしいポイントです!
追従機能付きACCで長距離ドライブも楽チン
そんなホンダセンシングの中で注目するべきなのは追従機能付きのACCです!
休日などの有料道路が渋滞する機会が多いときには、この機能はホントに便利に感じますよ!
愛犬と一緒にドライブ!と言っても、ドライブが目的ではなく、目的地で遊ぶのが一番の楽しみですよね。
それなのにその目的地までの運転で疲れ切ってしまっては元も子もありません。
軽自動車としては珍しい追従機能付きなので、
渋滞時はもちろん、制限速度で巡航しているときにも前車を認識することで、一定の距離を保って走行してくれるんですね!
運転で疲れない、というのはみなさんが思っている以上に大事なポイントです!
純正のドッグアイテムが豊富
愛犬家にとってホンダのクルマが魅力的に思える最大の魅力は、ホンダアクセスから販売されている純正のドッグアイテムの豊富さではないでしょうか!?
N-BOXにも専用設計された愛犬とドライブを楽しむためのアイテムがたくさん取り揃えられています!
- ペットシート
- ペットシートサークル
- ペットシートマット
- ペットアライニングカバー
- 車外飛び出し防止リード
クルマにあったドッグアイテムがたくさんあるのは嬉しいですね!
その他にも肉球のマークの入ったシフトノブ、キーカバー、ホイールセンターキャップ、リアエンブレムなど、愛犬家を表現できるようなアイテムもたくさんあるので、全て揃えたら愛犬とのドライブ旅がさらに楽しくなること間違いなしです!
新型N-BOXのデメリット
次は新型N-BOXのデメリットを見ていきましょう。
意外に思われるかもしれませんが、室内空間でデメリットに感じる部分がいくつかあります。
広いが収納は少ない
まずは荷室空間から。
N-BOXは確かに室内空間は同じ軽ハイトワゴンの中でも随一と言ってもいいほどの広さを誇っています。
ですが、このN-BOXは後席での居住性を重要視しているため、想像以上に荷室空間は広くありません。
ボクのように、普段の使用を夫婦2人+ワンコ、ぐらいで考えるのであれば後席を前に倒したままにしておけば十分な荷室空間を確保することはできますが、
子供がいるなど、後席に人を乗せる想定をしているのであれば意外と収納力はないと感じました。
車中泊できるスペースは確保できない
また、シートアレンジ部分でも触れましたが、
後席を前に倒した状態でもフルフラットにすることはできない、
&
後席を倒した状態でも150cm程度しか荷室長を確保できない
と言うことで、車中泊ができるほどのスペースを確保することはできません。
やはり、ボンネットにエンジンを搭載している一般的な軽ハイトワゴンでは、
車中泊を想定するのは厳しそうですね。
結論:愛犬との日帰り旅には最適な一台!
新型のN-BOXは愛犬とのドライブで車中泊を想定しているような方には向きませんが、日帰りのドライブ旅には最適な1台だと言えます!
充実した先進安全装備に加えて、軽ハイトワゴンの中でもトップクラスの低燃費性能もあり、
日帰り旅や、ホテルなどに宿泊することを前提としたたびにはうってつけではないでしょうか?
やはり大事な家族を乗せて運転するということを考えると、安心して、かつ、快適にドライブを楽しめるというのは大事ですね!
まとめ
ということで今回は23年10月にFMCしたホンダのN-BOXについて、
愛犬とのドライブ旅に向いているのか、という観点で見てきました。
やはりこのクラスの軽自動車では車中泊を考えると避けたほうが良いですが、普段使いをメインで考えていて、休日に日帰り旅などでの使用を考えているのであれば、最適な一台です!
もしN-BOXで車中泊がしたい!と考えるならベットキットの導入なども検討してみてはいかがでしょうか?
N-BOXの長所/短所も踏まえたうえで、皆さんのライフスタイルにあった車選びができるといいですね!
この他にも愛犬とのドライブ旅でのおすすめなクルマを紹介しているので、
ぜひ皆さんの車選びの参考にしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、アルトでした!!